GUIDEBOOK / 第2部 戦略編 / 12章
まとめ
ここまで学んだことを、1手ごとに考えることとしてまとめます。最後に総合問題で力試しをしましょう。
いろいろ教わったけど、対局中に全部を思い出せる自信がないです……
大丈夫。指す前に、次の問いを上から順に自分に聞いてみよう。全部守る決まりじゃなくて、見落としを防ぐための問いだよ。
1手ごとに考えること
- 相手の射程に、自分の濃縮はないか? あれば、届かない場所(角)へ逃がす(6章・8章)
- タダ取りできる相手の濃縮はないか? 相手の濃縮が自分の射程にあれば、大チャンス(4章)
- 踏むなら、何をどの駒で踏むか? 固定の上ではなく自由駒を。連携の奥の駒から。踏んだあとに射程に残る自分の自由駒が少ない手を(5章・7章)
- 召喚するなら、どこに置くか? 自分の駒の隣、相手の駒の隣は避ける(9章)
- 排除が近づいたら、潜在濃縮は? 相手の潜在濃縮の隣に召喚、下から何が出るかを見る(10章)
- 終盤なら、踏む → 排除 → 解放しない(11章)
よくある失敗
- 踏まれたら、すぐ踏み返す(固定の上を踏んでもマテリアルは増えない)
- 相手の射程に濃縮を置いたまま、ほかの手を指す(タダ取りされる)
- 角に置けば安全だと思い込む(相手の連携が届くこともある)
- 濃縮から1枚だけ出して踏む(濃縮の力をなくす)
- 連携の前の駒から使う(見張りに穴があく)
- 手駒を相手より先に使い切る
- 終盤に、自分の固定の上の駒で踏む(下の相手の駒が出て、踏み返される)
総合問題
黒番です。白の d4・d3・d2 は縦につながっています。黒はどう指すのが良いでしょう?
奥の b3 から c3 を通って、d3 を踏みます(b3d3)。白の連携の真ん中を踏んで d4 と d2 に分断し、前の c3 も残ります。
d1 の黒で d2 を踏むのは、白の固定()の上を踏み返す手で、ほとんど効果がありません(5章・7章)。
白番です。お互いに3枚の濃縮と、3つの駒の列を持っています。白はどう指せばよいでしょう?
d1 の3枚を d2・d3・d4 の連携に通して上へ運び、c4・b4 に1枚ずつ置いて、最後の1枚で a4 の黒の濃縮を踏みます。黒の3枚をまとめて押さえるタダ取りです。
黒も同じ道で白の d1 の濃縮を狙っています。先に届いた方が勝ちです(4章・6章・8章)。
白番です。黒はもう排除ができます。b4()と c4()は、黒の潜在濃縮です。白の手駒は1枚。白はどう指すのが良いでしょう?
a4 に召喚します。黒が b4 で排除して濃縮を作ったら、a4 の白ですぐに踏めます。a4 は黒の駒と1か所(b4)だけ隣り合うマスです(10章)。
全部できました! 早く対局してみたいです。
実際に指してみるのがいちばんの練習だよ。対局のあとで、この本の問いを思い出しながらふり返ってみてね。楽しんで!